ニンジンの害虫「キクノネハネオレバエ」。

幼虫がキク科植物の根を加害する「キクノネハネオレバエ」が千葉県の安房地域で初めて確認された。ニンジンへの加害は2005年に愛知県で初めて確認され、以降三重県、鳥取県、香川県、静岡県で確認されていた。

キクノネハネオレバエは、ヨーロッパ、北アメリカ、ロシアなどに分布。成虫の体長は4mmほどで赤黄色の頭に光沢のある黒緑色の体、脚は黄色。国内では1988年に兵庫県で初めて発見されている。幼虫はニンジンの根部表皮下をトンネル状に食害するが、芯部へはほとんど食入しない。また、食害は根部下方3分の1までのあたりに集中する。加害は、ニンジン収穫期の12月末〜2月末にかけて認められ、1月が最も多い。
安房地域内の圃場で1月上旬に幼虫が採取され、成虫に羽化後の3月15日に同定。千葉県で確認された理由は分かっていない。
国内では登録農薬がないため、防除は「被害根や収穫残さを速やかに圃場から持ち出し廃棄」することが求められる。

参考リンク:病害虫発生情報(千葉県)