対策マニュアル「サツマイモ基腐病の発生生態と防除対策」を公開。

南九州のかんしょ産地で多発しているサツマイモ基腐病の防除対策をまとめた。

感染すると生育不良になり、植物全体が萎凋し枯死するサツマイモ基腐病。2018年に沖縄で初めて確認され、鹿児島県、宮崎県、福岡県、熊本県、長崎県、高知県、静岡県、岐阜県の9県に広がっている。農研機構は2019年度に対策マニュアルを公開し、2020年度版では種芋の管理方法や残さの処理方法、品種ごとの抵抗性確認などの新たな知見を追加。
サツマイモ基腐病は、感染した種芋を植えた場合(種苗伝染)と、土壌が汚染されていた場合(土壌伝染)がある。種苗伝染では定植後1ヵ月程度で発生し、2ヵ月以内にほとんどの感染した種芋が発病するが、土壌伝染では定植1〜2ヵ月後頃に発生、その後だらだらと発病が続く。防除の基本は圃場に病原菌を持ち込まないこと。種芋専用圃場の設置、定期的な種芋の更新、苗床、種芋の消毒が必須。また、土壌に病原菌が集積することによっても発病すると考えられるため、残さ対策や土作りなど計画的な輪作が重要となるなどの対策が解説。
HPからダウンロード可能。

参考リンク:農研機構