鹿児島県でサツマイモ基腐病の被害が深刻化。

鹿児島県でサツマイモ基腐病が発生、被害が拡大している。

サツマイモ基腐病はヒルガオ科(主に甘藷)に糸状菌が寄生、葉や株元が変色し進行すると根塊に菌が侵食し腐敗、株が枯死する病害。2018年に沖縄県、鹿児島県、宮崎県で発生が確認された新しい病害で、2020年には熊本県、長崎県、福岡県での発生が確認されている。
鹿児島県では、5月に鹿屋市、屋久島町で発生確認がされ、6月までに県内35の圃場で確認、栽培面積の半分以上にあたる5,885haで被害が出ており、特に焼酎やデンプンの原料となる「コガネセンガン」など南薩、大隅地域での被害が拡大。
防除対策としては、苗床の土壌消毒、種イモの選別・消毒、発病圃場からは種イモを採取しない、生育初期からの銅剤の連続散布などがある。また、排水性の悪い圃場では発病が多くみられるため、表面排水、地下排水の促進など排水路を適切に管理することが推奨されるほか、被害が目立った圃場では甘藷以外の植物を2年程度輪作、又は休耕するのが望ましいとされる。
被害農家への支援策として、病害対策などにかかる費用の助成が用意されている。

参考リンク:鹿児島県病害虫防除所