トビイロウンカが猛威をふるう。西日本を中心に、注意報警報の発令数が前回大発生した2013年を上回る。

梅雨時期に中国大陸から飛来し、夏以降に高温少雨傾向になると急速に増殖、茎から水分・養分を吸って稲を弱らせ、一部に集中して稲を枯れさせ倒伏させる害虫「トビイロウンカ」が、西日本を中心に記録的な発生となっていることが分かった。発令された各府県では、農家に対し最大級の警戒。

10月7日時点で警報や注意報を発令したのは、西日本を中心に警報が発令順に、8月は山口県、福岡県、広島県、熊本県、岡山県、佐賀県、大分県、愛媛県。9月は愛知県、京都府、兵庫県の計11府県。注意報が同じく7月は岡山県、熊本県、福岡県、長崎県、山口県、島根県、宮崎県、大分県、佐賀県、広島県、奈良県の11県。8月が愛媛県、鳥取県、徳島県、和歌山県、愛知県、香川県、高知県、京都府、鹿児島県、兵庫県、長崎県。9月は宮崎県、大阪府、静岡県、和歌山県、奈良県、岐阜県の計16府県。今年はトビイロウンカの飛来が早く、数も多かった。また、西日本では高温が続くなど増殖に適した気候が続いたため多発したとみられる。
前回多発した2013年は、今年同様西日本を中心に23件の発令があり、被害額は105億円にのぼった。

参考リンク:病害虫発生予報(農林水産省)